« 「ソバ屋で憩う」 悦楽の名店ガイド101 | トップページ | 消えた「最後の授業」言葉・国家・教育 »

2010年1月 5日 (火)

聡明な女は料理がうまい

/桐島洋子/

  いわゆる料理の指南書とは異なる本です。

確かにおいしい料理の仕方の手がかりはたくさん盛り込まれています。

でも根本を流れるのは、既成の概念つまり、
「料理は女の仕事である」
「料理は女に押し付けられた家事労働である」
といったものを打ち砕き、料理の定義をし直そう、という信念であります。

料理とは、人間の能力の「大胆かつ柔軟な発想力」「冷静な判断力」等を発揮し、
その報酬として最後にはおいしいものにありつけるというものである。

料理とは、人生に欠かせないスパイスであり、娯楽なのであるということを伝え、みなさんに料理を楽しんでいただこうという考えなのであります。



ちなみに私は最近「ぬかづけ」を始めましたが、実に簡単かつおもしろく、またおいしくて健康的な労働であります。

長年民族が培ってきた文化であり、生活の知恵である、こういった料理の楽しみが、忙しさによって失われつつある現代を悲しみながら、この本を推薦し、みなさまの生活の中における料理の位置を高めたいと思います。

文春文庫 420円(今は絶版らしい)

にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
にほんブログ村 
←ランキングに参加。押してくださると、励みになります。

|

« 「ソバ屋で憩う」 悦楽の名店ガイド101 | トップページ | 消えた「最後の授業」言葉・国家・教育 »

料理」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/551582/47233456

この記事へのトラックバック一覧です: 聡明な女は料理がうまい:

« 「ソバ屋で憩う」 悦楽の名店ガイド101 | トップページ | 消えた「最後の授業」言葉・国家・教育 »