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2010年1月14日 (木)

眼の誕生

カンブリア紀大進化の謎を解く

/アンドリュー・パーカー/

訳者あとがきが面白い。

『本書は目から鱗の物語である。しかも、二重の意味で。』

その後にこの本の内容紹介と、どんな風に目から鱗なのかの説明があるが、『なるほどそういう意味か!さすがだね、渡辺さん。』と、思わず膝を打つ。

目から鱗なのだから、種明かしをしてしまえば単純な話なのだ。

この本がすぐれているのはそのアイデアの斬新なことだけでなく、それを裏付けるたくさんの資料によって、説得力をもって読者にせまってくるところである。

さらにこれは、新説の紹介というだけではない。

出版時(2003年)36歳だった著者の、研究者としての歩みが描かれているのだ。

どんなきっかけでこれを思いつき、自分の中で温めていったのか。
いろいろな可能性を検討し、さらに発展させて5億年以上も前の化石の生物の色にまで、思いを馳せる。

そのアイデアのダイナミックな展開も、物語として楽しめる。

このジャンルの本では、最近読んだ中で一番わくわくしたものなので、お勧めである。



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