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2010年2月14日 (日)

グリムス:オゾン層破壊

また、息抜きのページ。
今日は、『オゾン層破壊』という題で作文をしてみる。

ずっと以前、とある途上国で、現地の子に2年間ほど理科を教えていたことがあった。
そのとき、小さな島にある村に招待されて、そういう所にはホテルなんかないから村人の家にホームステイしていた。
夜、海岸に集まって、村の長老たちと話をする機会があった。
砂浜で、暗い海と星空を見ながら、みんなで座って語り合った。
『わしらの村の将来について、何を思ったか?』といった、けっこう真面目な話題で話したのだ。
一介の若者が、長老とこんな話を交わせるなんて、すごい機会だと感動した。
(そのときのことについて、又の機会にもっと詳しくご紹介したい。)

そのとき一人の老人がこう聞いた。
『なにやら、空に大きな穴が空いていると聞くが、どういうことじゃ?』
あ、オゾン・ホールのことだな、と思った。

『ホワイト・ピープルの活動の影響で、ノース・ポールやサウス・ポールの上空には、かなり大きな穴が空いてしまっているらしい・・・』
そんな風に、説明を試みた。
『スプレーとか、冷蔵庫などから出るガスが原因らしい・・・』
『わしらは、どうしたらいい?』
『それが、別に何も・・・』

その国は南緯10度に位置していて北極や南極からは遠いが、人々は戸外で暮らすことがとても多い。
どれ程の紫外線の影響を受けてしまうことだろうか
それなのに、村の人にはどんなアクションができるというのだろうか。

オゾン層破壊の原因は、冷媒として使われていたフロンがまず挙げられる。
フロンは冷蔵庫、エアコン、車などに使われていた。
(今は多くの国で全廃になっている。
 でも、そうでない国もまだある。)

私が住んでいたのは、とても暑い国だったが、エアコンにはほとんどお目にかからなかった。
確かに冷蔵庫はあったし、私も(友人と共同で)ひとつ持っていた。
電気冷蔵庫ではなく、エネルギー源が灯油の冷蔵庫だった。
灯油を燃やしてモーターを動かし、冷却するのだ。
電気の供給が乏しい所で暮らしていたためだ。
普段はいいが、最後にその冷蔵庫を廃棄する時がくれば、フロンが放出されるだろう。
しかし、島の多くの人々は冷蔵庫なんか使っていなかった。
私たちのような外国人か、商店のみで使われていたのだ。
ほとんどの人はフロンに関係ない生活をしているのに、今地球のオゾンには穴が空いてしまったのだ。

ホワイト・ピープル(先進国の人々のことをこう呼ぶ)が快適に暮らそうとしてきたために、みんなのものである地球がどんなに壊れてきてしまったのだろう・・・
説明しながら、改めてそんなことに気付き、申し訳ない気持ちで一杯になった。

あれは、何十年も前のことだった。
今の私はどうだろう?
自分だけが快適に過ごすために、どれだけのものを犠牲にしてしまっているのだろうか。
たとえば今のこの、夜更かし。
どれだけのエネルギーを、無駄にしてしまっているのだろう。
いつの間にか、『みんなの地球』を忘れている自分に気付く。

というわけで、もう寝よう。

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なかなかグリムスのお客様に会えませんね。
何かやり方を間違えているのかしら・・・

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